自立を信じ、洋裁を学ぶ。
家族を支える力をつけるために
「あの日、私の目の前で叔母は殺されました。」とチャヤさん(仮名)は語ります。紛争で行き場を失い、共に難民としてスーダンから逃れることを話していた日のことでした。
兵士たちは散り散りになった人を見つけては、家族の場所を聞き出しては殺していきました。その日、チャヤさんと両親の3人は牧師のサポートによってなんとかウガンダへと逃れました。そして、難民居住区での暮らしがはじまりました。
彼女たちの難民居住区での生活の唯一の収入源はムガテと呼ばれるパンを作って売ることでした。1日に得られる利益は約3000ウガンダシリングで、1ドルほどの金額でした。クッキングオイルが手に入らないときはパンを作ることができず、また作っても売れ残ってしまうことがあり、あまり収入にはなりませんでした。
南スーダンにいたころは自分たちの土地でキャッサバなどを栽培して暮らしていましたが、現在の家の周りは土壌に石が多く、また十分に栽培することのできる土地もありません。

そんなチャヤさんはいま、職業訓練を受け洋裁を学んでいます。洋裁の技術を身につけ、しっかりした収入を得て年老いた両親を支えていきたいと彼女は言います。
また、訓練を通じて友達もできました。友達ができたことはとても嬉しく、冗談を言い合い過ごす日々はとても楽しいそうです。自立した生活ができるようになることを信じ、彼女は職業訓練に取り組んでいます。

現在、テラ・ルネッサンスでは「冬季募金キャンペーン」を実施しています。世界には、チャヤさんのように自立をめざして日々学び、取り組む人々がいます。
彼女たちの自立を一緒に応援していただけないでしょうか。ご支援をよろしくお願い致します。
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