平和教育・地雷・小型武器・子ども兵に取り組む認定NPO法人テラ・ルネッサンス

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女性にとって最悪の場所、コンゴ ー中央カサイ州、カナンガ

平和以外のすべてがある国ーコンゴ民主共和国


コンゴ民主共和国は、アフリカ大陸のほぼ中央に位置し、アフリカで2番目といわれる広大な土地に6,800万人が暮らす国です。広大な熱帯雨林が残っているなど豊かな自然に囲まれており、同時にスズ、タンタル、金や銅、ダイヤモンドなどの鉱物資源も豊富に存在しています。


しかし、これらの豊富な資源は、コンゴ人をはじめとしアフリカの人々を巻き込む、欧米の争いの原因になったのです。欧米諸国が資源を奪い合うために、アフリカの人々は都合よく利用され、無数の命が失われてきました。1998年以降のコンゴ紛争では、540万人もの人命が失われたのです。


さらにこの事実は、世界から意図的に無視されてきました。第二次世界大戦後最大の死者を出しているにも関わらず、国際社会から救いの手はほとんど差し伸べられなかった*のです。

*(1999年にコンゴに送られた支援は同年の東ティモールに送られた支援の10分の1であった。コンゴの死亡者数は東ティモールの500倍。ー「ぼくらのアフリカに戦争がなくならないのはなぜ?」合同出版、著者:小川真吾 より)



そして、この背景には、私たちの便利な生活があります。

争いの原因となった鉱物は、スマートフォンなどの電子機器に欠かせないものであり、コンゴ紛争の状況が知られることは、莫大な利益を得ている一部の権力者にとって都合が悪かったのです。


コンゴ事業では、特に状況が厳しい中央カサイ州、南キブ州において、紛争により傷ついた女性や脆弱な状況にある人々が自立して生活していけるための事業を行なっています。

女性にとって最悪の場所、コンゴ ー中央カサイ州、カナンガ


中央カサイ州では2016年8月に伝統リーダーが殺害されて以来、紛争が発生し、数千にもの人々が殺害されています。
そのため、100万人以上が避難していますが、徐々に隣国からカサイへと戻っている避難民もいます。


しかし、中央カサイ州と紛争の影響を受けた隣州を合わせると、今なお190万人近くが1日1食も食べられない状況で生活しており、どこの援助機関においても、資金も人材も十分ではない状態です。

女性にとって最悪の場所、コンゴ ー中央カサイ州、カナンガ

水汲みをする女性と子どもたち(中央カサイ州、カナンガ)


最も影響を受けているのは、テラ・ルネッサンスが事業で対象としているような女性と子どもたちです。


こうした治安の悪化には、脆弱な立場にある女性の被害が必ず伴います。「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれるコンゴでは、女性への暴力がとりわけ悲惨な形で行われてきました。

それは、兵士の性的欲求を満たすのではなく、住民に恐怖心を与え支配するため、コミュニティを破壊するための「兵器」として戦略的に使用されてきたのです。5歳にも満たない子どものレイプ被害、家族の前での暴行、性器の切断。想像を絶するような暴行が行われてきました。



現在、150万人の子どもが虐待、レイプ、誘拐の危機に瀕しているとも言われています。また、正確な数はわからないものの、約2000人の子どもが子ども兵として徴兵されています。


カサイ州カナンガ市とその周辺地域を含めると、350もの学校が焼き討ちなどにより破壊されるなど、インフラも壊滅的な状況となっています。

戦闘により破壊されてしまった小学校


テラ・ルネッサンスは、このような状況のカサイ州において、性暴力を受け、脆弱な状況にある女性の自立支援を行なっています。


テラ・ルネッサンスでは、現在冬季募金キャンペーンを実施しております。

2018年11月15日から2019年1月15日までの間に、コンゴを含むアフリカでの活動費【 1,000万円】の資金が必要です。現在、多くの方々からご支援をいただいておりますが、まだ活動に必要な金額に至っていない状況です。


紛争により傷ついた人々が、自立して生活していけるために、多くのみなさまのお力添えを心よりお願い申し上げます。


冬季募金キャンペーンについて詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.terra-r.jp/tokibokin2018.html

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記事執筆/
ARチームインターン 佐藤 仁美
PRチームインターン 津田 理沙

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