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南スーダンから”逃げざるを得ない”人たち

南スーダンにおける紛争の歴史と現状

南スーダンにおける紛争の歴史と現状


南スーダンには、いまもなお紛争の影響で貧しい暮らしを余儀なくされている人々が数多く存在しています。


それぞれの宗教をもつ北部と南部に分かれていたスーダンでは、長年、国内で両者による争いが起こっていました。1956年、イスラム教徒が多数占めるスーダン北部が、イギリスの植民地支配からの独立に向け活動していました。その結果、キリスト教徒の黒人が多数を占めるスーダン南部の不満が高まり、1972年まで続く「第一次スーダン内戦」と呼ばれる紛争が勃発しました。


紛争が絶え間なく続いていた中、2011年1月に南部が独立し、「南スーダン」という国ができました。この独立により、内戦が収束するかと思われました。しかし、今度は南スーダン内で対立が起こり、内戦が再燃しました。独立当時、異なる民族の出身だった2人が南スーダンの大統領と副大統領に就任し、お互いが権力維持を図ろうとしたため、民族対立が勃発しました。


2013年12月に紛争が勃発して以来150万人以上が国を離れざるをえず、安全な場所を求めている状態でした。(※1)


南スーダン危機はアフリカ最大規模の難民危機となり、世界ではシリアとアフガニスタンに次いで3番目となりましたが、注目されておらず、慢性的に財源が不足しています。

ウガンダへの難民の約85%は女性と子どもが占めており、彼らは民家の略奪や放火、性的暴行、子どもの誘拐に加え、深刻な食糧不足などに苦しんでいます。彼らは、たとえウガンダに避難しても満足な生活をすることができるとは限りません。難民を受け入れる体制は十分に整っておらず、多くの人が国際機関によって支給される物資によって、日々を耐えしのいでいます。


現在でも、南スーダンでは混乱が収まっていません。2017年12月に、東アフリカ地域機構と政府間開発機構(IGAD)の仲介の下、政府と反政府勢力の双方が合意文書に署名し、停戦合意が発効され、4年間に及ぶ内戦終結への一歩となりました。しかし、これまで停戦合意に署名しては、対立が続き、内戦を繰り返してきた南スーダンにとって、完全な和平の実現、そして難民の根絶は難しいことが予想されます。

テラ・ルネッサンスでは、ウガンダ北部の難民居住区での物資支援とあわせて、南スーダンから逃れてきた難民の方たちに対する自立支援を実施しています。南スーダンで今も続く紛争や情勢不安により、難民の方々の早期帰還は非常に難しい状況にあります。私たちは、社会経済的に脆弱な立場にある難民の方々は居住区で5年〜10年単位での長期生活を必要とされると想定し、中長期的に生活を送っていけるよう自立支援を行っています。


居住区で約8か月間、洋裁や木工大工の職業訓練を行い、訓練を終えた後は、一人ひとりが身につけた技術でビジネスを開始できるよう、店舗の開設や必要な資機材のサポート、また収入向上のフォローアップを続けます。


現在、「冬季募金キャンペーン」を実施しています。私たちが支援している難民の方々は、厳しい環境ながらも自立に向けて日々訓練に取り組んでいます。彼らが安心した生活を取り戻せるよう、ご支援を何卒よろしくお願いいたします。


▼キャンペーンの詳細はこちら▼

https://www.terra-r.jp/tokibokin2018.html

(※1)参照元:国連UNHCR協会HP

https://www.japanforunhcr.org/archives/12252

 

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