日本での養蜂研修で得た蜂蜜だけでない大切なもの
【アジアレポート/2018年9月_Topic03】
台風21号の影響で、1週間延期となったラオスの養蜂専門家への日本での養蜂研修は、無事9月17日-19日に終えることができました。
京都府綾部市の志賀さんご一家と京都学園大学の坂本先生にご協力いただき、綾部市内でニホンミツバチの重箱式巣箱を使った様々な養蜂の技術を実戦形式で訓練していただきました。

東洋ミツバチの亜種であるニホンミツバチの養蜂は、東南アジアや中国とは別に発達してきた技術があり、ラオスにいる東洋ミツバチの養蜂でも使える技術を取り入れて欲しいと思います。

志賀さんご一家と坂本先生には、養蜂訓練だけでなく歓迎会も催してくださり、和食や日本のお酒もラオスの人たちに楽しんでもらうことができ、私自身とても嬉しく思いました。
「養蜂のいいところは、ミツバチを通していろんな方と知り合い、交流し、自然を大切に生きていけるところである」ということを、志賀さんからはお聞きしました。
実際、今回ご協力いただいた巣箱の置いてある家は、志賀さんの知り合いの家のお庭や家の裏だったりして、訓練で訪れると必ず声をかけてくださり、お茶やお菓子を振舞ってくださったり、果物を分けてくださいしました。
養蜂を通して、蜂蜜を得られるだけでなく、ラオスにも残るこういう人の関係性が本当に大切で、大事にしたいことだと改めて思いました。
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記事執筆/
アジア事業マネージャー
江角 泰