ブルンジ蜂蜜第二弾“UBUZIMA HONEY”誕生!
【 アフリカレポート/2018年9月_Topic02 】
2018年4月から開始した、自立と自治支援プロジェクト。6月から養蜂の訓練を開始し、8月より、収穫が始まりました!!
巣箱に蟻が群がって蜂がいなくなったり、元々許可を取って養蜂場を整備した土地が使用不可と言われ収穫期に移転を命じられたり、収穫間近の蜂蜜が近隣住民に盗まれたり…
色々と困難はありましたが、現在72.5kg収穫出来ています!

【写真:収穫の様子】
「蜂蜜があるらしい」と噂を聞きつけた近隣住民から蜂蜜を買いたいと要望があったり、受益者自身も収入が必要なため、販売を始めることとなり、どのように販売するか、受益者との話し合いを行いました。
グループ名は、”ABAVUMBI TWITEZIMBERE(養蜂家たち、自ら成長しようの意)”に決定。成長に関わり、テラ・ルネッサンスの訓練に参加して、自分たちのライフスタイルを改善もしくは進展させようという想いを持って、この名前を選びました。(補足:42名が3つの養蜂場で活動しているのですが、現時点では1つのグループとして活動することにしている)
そして、4人のメンバーがリーダーらに選出されました。

商品名・デザインを決める際、以前のプロジェクトで生産されたアマホロハニーでは当会職員の小田がワークショップをして受益者と一緒にデザインを決めたように、ここでも、当会職員が簡単なワークショップをしました.。

【写真:ワークショップの様子】
色々とアイディアを出し合い、最終的に決まった蜂蜜の商品名は、”UBUZIMA HONEY”。
“Ubuzima(ウブジマ)”は、現地語のキルンディで、”Life / Health(生活・健康)”という意味があります。
「蜂蜜は生活にとても必要だから」「蜂蜜は問題をたくさん解決してくれるから」「テラ・ルネッサンスの訓練にライフ(健康)を探して来ているから」「人々はライフ(健康)を求めており、病気の人もそうでない人も蜂蜜を必要としているから」
このような想いを持って、受益者は命名しました。
そして、受益者自身やミツバチが好きなその地域にある花を持ってきてもらい、これをあしらったデザインに決定しました。

(補足:本当は近隣地域で活動し、昨年度まで支援していたアマホロハニーと共に売り出せれば、と考えていたのですが、受益者は別々に売り出すことを望んでおり、別の形で売り出すことになりました)
パッケージングした商品を持って、受益者もモチベーションがぐんと上がり、とても嬉しそうです。

【写真:パッケージングの様子】

【写真:受益者の様子】
訓練も後半期に入り、徐々に技術の面からも気持ちの面からも、来年4月からビジネスとして運営していくよう、準備していく段階に入ってきました。
なるべく争いごとが起こらずにビジネスをしやすい環境を整えることが出来るよう、私たちもしっかりとサポートを続けて行こうと思います。
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記事執筆/
アフリカ事業サブマネージャー
古岡 繭