平和教育・地雷・小型武器・子ども兵に取り組む認定NPO法人テラ・ルネッサンス

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南スーダン難民の方たちへの生活支援

【 アフリカレポート/2018年7月_Topic01 】


2016年に南スーダンで激化した紛争により、隣国ウガンダでは106万人の南スーダン難民の方たちが生活をしています。テラ・ルネッサンスは、ウガンダ北部の難民居住区で、難民へオーダーメイドの生活支援を行っています。8月には高齢者や慢性疾患の方など、特に支援を必要としている方たち50世帯258人に生活必需品の提供を行いました。
【 アフリカレポート/2018年7月_Topic01 】

【生活必需品の受け取りにきた難民の方たち】


置かれている生活の状況やニーズは世帯ごとに異なります。そのため事前に世帯を訪問して調査を行い、各世帯のニーズにあわせてオーダーメイドで生活物資を準備しました。今回提供した物資は、水を保管するポリタンク、洗濯などで使うバケツ、衛生状態を保つための石鹸や生理用品、朝晩の寒さを防ぐ毛布、マラリアを防ぐ蚊帳、子どもたちが学校で使うペンやノート、またトウモロコシの粉などです。

【棒状の石鹸、洗剤、バケツ、トウモロコシの粉】

【物資を上手にまとめて、頭に乗せて運ぶ女性】

【物資を受け取り、袋に入れる男性】


私たちが活動している難民居住区では、約32,000人の難民の方たちが生活し8割以上は女性と子どもです。昨年8月から約3,100人の方たちへ物資の支援を行ってきました。特に高齢者や病気を抱えた方、子どもだけの世帯は、自力で自宅の周りで野菜を栽培して食料にしたり、薪を拾って収入を得る等が難しい状況に置かれ、まだ支援が必要とされています。

【高齢で移動が難しい女性の方に、直接物資をお渡ししました】


テラ・ルネッサンスでは、このような物資支援と並行して、長引く難民生活を見越し自立支援を始めました。今年3月から、難民とホストコミュニティの主に若者が、洋裁や木工大工の職業訓練に励んでいます。話を聞くたびに一人ひとりが置かれている状況の厳しさを感じますが、難民の方たちの困難に立ち向かう姿にはいつも勇気をいただいています。


(ここからは、紛争予防の観点からの補足です。)
「南スーダン」と聞いた時、遠いアフリカの世界と思われる方もいるかもしれませんが、実は日本と繋がりのある国です。南スーダンが独立する前のスーダンから、日本は石油を輸入して豊かな生活を送ってきました。そして、この石油の利権は、南北の分断、また南スーダンで紛争が未だ続いている要因でもあります。

私たちの消費行動が世界にどう影響を与えているのか。100万人を超える難民が出ることを防げなかったのか。現場の支援に向き合うと同時に、紛争予防の重要性を感じながら活動を行っています。


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記事執筆/
アフリカ事業部 マネージャー
鈴鹿 達二郎


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