自ら変化を起こした小学校の先生と生徒たち
みんなで綺麗な校舎に!オウ・チェットプラム小学校
【 アジアレポート/2018年7月_Topic03 】
カンボジア王国パイリン特別市オウ・チェットプラム村にある、オウ・チェットプラム村小学校を訪問しました。この小学校は、2011年に株式会社トータルハウジングさまのご支援により建設することができました。
久しぶりに訪ねると、校舎の様子が以前と違っていました。
校庭が綺麗に整備され、数種類の木が植えられていたのです。以前は、草が生い茂った土地だったのですが、新しく校長になった先生が指導して、生徒と一緒に植樹を行ったそうです。

写真:校舎の外観

写真:植えられた植物の苗
それだけではありません。
毎朝、生徒も先生もみんなで、学校中のゴミ拾いを始めたそうです。建設から7年経ち校舎も古くなりつつありますが、丁寧に使っている様子が嬉しかったです。
校長先生がこのような活動を始める前は、学校にこない生徒も多かったのですが、現在はたくさんの生徒が授業に来るようになりました。
現在は127名の生徒が小学校に通っており、幼稚園クラス、1・2年生クラス、3・4年生クラス、5・6年生クラスと学年ごとに行われています。各教室から、先生の質問に答えようとする元気な声が聞こえてきました。

写真:幼稚園クラスのクメール語(国語)の教材。子音と母音が1つずつ書かれていて、先生が指したものを読むことで発音の練習をする。
私たちは学校を建設し、その後のフォローアップをしますが、学校の運営までに関われるわけではありません。しかし、小学校が以前に比べて良い変化をしていることがわかり、さらにそれが小学校の先生や生徒たち自身によって進められていることがとても嬉しかったです。
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記事執筆/
アジア事業インターン
津田理沙
みなさんには、「暮らし」の中でかけがえのないものはありますか?
何気ない暮らしの中で、私たち一人ひとりに大切な人、大切なものがあるように、カンボジアの人びとにも、それぞれかけがえのない暮らしがあります。
自ら変化を起こしたオウ・チェットプラム村小学校の先生たち、生徒たち。
そんな力強い彼ら・彼女らも、「暮らし」の中で大切なものを守っていけるように。私たちは、活動を続けてまいります。
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