あの彼女たちが自らの力で立ち上がり始めた・・・
【アフリカレポート/2018年6月_Topic02】
昨年、私たちが運営するコンゴ民主共和国東部の施設にやってきた50名の女性たち。コンゴの紛争の中で、家族を失ったり、性的暴力を受けたり、10代で子どもを身ごもったり、たった一人で子ども5人以上を育てていたシングルマザーの女性たち。
それぞれ、様々な苦しみや悲しみを背負いながら、当会の施設にやってきました。中には、過去に起きたことが原因で、家族や親戚から見放されて孤独にさいなまされている女性もいました。裸足で、ボロボロの身なりで、不安そうな目をしてやってきたことを覚えています。

【洋裁の職業訓練を修了したコンゴ民主共和国の女性たちと当会スタッフ】
そんな彼女たちの洋裁訓練を始めて、約1年が経ちました。そして、先月、彼女たちが全員、洋裁の技術訓練を無事に修了することができました!!受け入れた頃とは見違えるほど、明るく、自身に満ち溢れている様子でした。
彼女たちの目の輝きを見ていると「人は必ず変化することができる」。そう思わせてくれました。

【洋裁の技術訓練を終えた修了生と当会職員の小川】
来月からは、いよいよ、村で、小さな洋裁店をグループで開業したり、別の洋裁店に就職していくための支援に切り替えていきます。自立に向けての第一歩が始まります。これからが大変な道のりですが、可能な限り、一人ひとりの状況や個性を大切にして、彼女たちの自立を支えていきたいと思います。
どうぞ、日本からも引き続き、彼女たちの自立を支えていただければ幸いです。

【洋裁訓練を終えた女性と、その子どもたち】
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記事執筆/
認定NPO法人テラ・ルネッサンス理事長
コンゴ事務所
小川真吾
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