「豚銀行」が始動しました!
【アジアレポート/2018年7月_Topic01】
カンボジア事業では、バッタンバン州カムリエン郡カムリエン区ロカブッス村において、豚の飼育支援をスタートしました。将来的により多くの村人が取り組めるように、「*家畜銀行」のシステムを適用します。
*「家畜銀行」のシステムとは、家畜に子どもができたら、提供した家畜と同じ数の家畜を、一度テラ・ルネッサンスに返却し、それらを次の村人に提供するシステムです。一度家畜を返却すれば、その後生まれた家畜の子どもは飼育した村人が飼い続けることができます。
事前に行ったミーティングで、村人同士で家畜銀行の細かいルールを決定し、今回飼育を始める4世帯に、豚を3匹ずつ(1世帯は4匹)と豚小屋を提供することが決まりました。

写真:養豚のイメージ。見学した養豚場の様子。
豚小屋を立てるスペースがあるかなど確認を取った後、二日間にわたり豚の飼育訓練を実施しました。
第1日目は、実際に養豚を行っているトゥモーコー郡オンロムロン区ソッピー村の農場へ見学に行きました。養豚の様子を実際に見て、農場主の方から説明を受けます。

写真:子豚の飼育を見学する村人たち

写真:ソッピー村の養豚場にて、左から農場主、対象者の女性たち、豚小屋建設業者の男性二人、農業専門家)
その後合計二日間かけて、カウンターパートの農業専門家から養豚のトレーニングを実施し、あとは豚小屋が建設と豚が来るのを待つばかりです。

写真:養豚のトレーニングの様子
4名の村人から始動する「豚銀行」。必要な数を返却すれば、その後に生まれた豚は中長期的な収入源として一家の家計の一助になります。彼女らが、家畜の飼育をするのみならず、その姿が他の村人にとってモデルとなるように、サポートを続けていきます。
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記事執筆/
アジア事業インターン
津田 理沙