ラオス事業を視察してきました!
インターン滞在記〜ラオス編〜
皆さん、こんにちは。アジア事業インターンの津田です。
7月1日から7月6日にかけて、アジア事業マネージャー江角の案内で、職員の鎌田、インターンの津田がラオス事業の視察に行ってまいりました。今日は、視察の様子をレポートします!
自然が豊かで、ご飯がおいしい!!ということで、観光地としても大人気のラオス。「東南アジア最後の桃源郷」とも言われていますね。しかし同時に、「人口一人当たり世界で最も爆撃を受けた国」とも呼ばれています。ベトナム戦争中に米軍により爆撃が繰り返され、9年間で200万トン以上の爆弾が投下されました。そして現在も不発弾が残り、戦争が終わっても人々を傷つけ続けています。
そして、テラ・ルネッサンスが活動するのはシエンクアン県。不発弾の問題に取り組みながら、養蜂プロジェクトを実施しています。ラオス事業について詳しくはこちら!(http://www.terra-r.jp/activity_laos.html)
養蜂事業を実施している、ムアン村。村の集会所の前には、立派なバッファローが。

この日は村の集会所で、これから養蜂をさらに進めていくための「養蜂組合」についての話し合いでした。養蜂組合の役職を決めていきます。

養蜂組合のリーダーを、「どうやって決める??」となった時に、「投票をしよう。」と行ってその場で投票用紙を作り、プチ選挙をして決定。とても民主的な村の人たちです。
話し合いの後は、伝統的な蜜蜂の巣箱を開けて、新しい巣箱に移し換えるワークショップを行いました。
下の写真は、ラオスの伝統的な巣箱です。丸太の中がくりぬいてあり、蜜蜂が巣を作りやすいようになっています。さらに密封する空間を作るため、牛糞で固めてあります。

この巣箱から、より効率的に彩蜜ができる巣箱に移し替えます。
巣箱を開け、巣をナイフでチョキン。
切ってやったぜ〜。という顔(?)

これを、新しい巣箱に紐で結びつけることで、また蜜蜂が蜜を集めてくれます。

刺されやしないかとハラハラしていた私ですが、蜜蜂も針を使うと死んでしまうので、怒らせない限り刺しません。
蜂の巣を味見させてもらいました。(蜜だけじゃなく巣も食べられるんですよ!!)甘さは控えめですが、とっても濃厚。スーパーで売っている、甘い甘いはちみつしか知らなかった私は、「はちみつにも味の違いがあるんだ。」と驚きです。
村のみんながガヤガヤと集まって、味見もしつつ、終始賑やかなワークショップとなりました。

続いて、同様に養蜂を行っているポンカム村。ここでも、養蜂組合について話し合いが行われました。

養蜂組合で行う活動にどんなものが必要か??ということを、グループになって話し、発表します。

先陣切ってグループをまとめるこちらのお兄さんは、なんと私たちに日本語で話しかけてくれました。学校で勉強しているらしく、なんだか嬉しいですね!
二つの村とも、村の人たちは積極的に動いてくれていて、「これから養蜂を自分たちでやっていくんだ」というやる気を感じました!
自然が豊かに残るラオス。村の人々は、お金をたくさん持っていなくても、庭で育てた野菜や家畜を食べ、豊かに生活しています。自然と共にあるラオスの暮らしに触れ、その生活を守っていく本事業の意義を感じた視察となりました。
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記事執筆/
アジア事業インターン
津田理沙