25年の航跡

25年の航跡

Journey to Peace
それぞれの平和への旅路

すべては一人の大学生の想いから(クリックしてストーリーを読む

テラ・ルネッサンスの物語は、創設者・鬼丸昌也が立命館大学の学生だった頃に訪れたカンボジアから始まります。1990年代まで続いた内戦の傷跡が色濃く残る現地で、彼が目の当たりにしたのは、地雷によって手足を失い、それでも懸命に生きる人々の姿でした。

「地雷のない、平和な世界をつくりたい」。

しかし、当時の彼にはお金も、人脈も、そして世界で活動するために不可欠と思える語学力さえありませんでした。

「自分には、何もできないのか…」

失意の中で自問自答を繰り返した末に、彼が見つけ出した唯一の、しかし確かな答え。それが「この現状を、日本の人々に『伝える』ことならできる」という想いでした。

特別な力はなくても、この目で見た現実を、自分の言葉で懸命に伝える。その小さな一歩が、きっと世界を変える力になる。
そう信じて帰国した鬼丸は、すぐに講演活動を開始。

そして、その活動に共感した仲間たちと共に、2001年、大学4年生の時にテラ・ルネッサンスが誕生しました。

テラ・ルネッサンス設立

カンボジアで地雷問題の現実に衝撃を受けた鬼丸昌也(創設者)が、「まずはこの現状を伝えたい」との一心で講演活動を開始。たった1人の想いと行動から、「テラ・ルネッサンスは始まりました。」

・地雷撤去団体Halo Trustや義肢装具士提供団体Cambodia Trustへの資金提供を実施

・[啓発]第1回カンボジアスタディーツアーの開催

鬼丸が「人間力大賞」(社団法人日本青年会議所)を受賞しました。


「子ども兵」という深刻な現実との出会い

カンボジアで義肢装具士の育成奨学金を提供/中部アフリカへ渡り、「子ども兵」問題について調査

カンボジアで義肢装具士の育成のための奨学金提供を始めます。

またこの頃、世界に25〜30万人存在するとされていた「子ども兵」の問題に出会い、鬼丸昌也と小川真吾が、中部アフリカでの現地調査を実施しました。安価で操作が簡単な小型武器の拡散が、子ども兵問題の要因の一つであることから、小型武器の規制や啓発問題にも取り組み始めました。

・[カンボジア]助成義肢装具士育成のための奨学金給付を開始(2019年完了。累計12名を育成)

・[アドボカシー]違法な小型武器の規制や武器貿易条約の制定を求める国際キャンペーン「Control Arms Campaign」に加盟

ウガンダ、コンゴで「元子ども兵」の社会復帰支援を始める

小川真吾をウガンダに派遣し、「元子ども兵の社会復帰支援」を始めました

アフリカでの現地調査をきっかけに、ウガンダで深刻化していた「子ども兵」の問題に取り組むことを決意。小川真吾をウガンダに派遣し、「元子ども兵の社会復帰支援」を始めました。

・NPO法人格取得、鬼丸昌也が理事長に就任
・[カンボジア]除隊兵士の生活再建事業を開始 
・[カンボジア]地雷撤去団体Mine Agvisary Group(MAG)を通じて、地雷撤去活動を実施(2022年まで継続)
・[ウガンダ・グル県]元子ども兵社会復帰支援事業、不法小型武器問題啓発プロジェクトを開始

鬼丸と小川の共著を出版『ぼくは13歳 職業、兵士。ーあなたがある戦争のある村で生まれたら』(合同出版)

アジア、アフリカで、支援の裾野を広げる

ラオス事業開始

2007年より調査を開始し、2008年から本格的に活動を開始しました。ベトナム戦争時、米軍の爆撃により、大量の不発弾が残されたラオス。その被害が今も人々の暮らしと命をおびやかしていることは、知られていません。不発弾の残留が最も顕著なシエンクワン県を中心に、現地の不発弾撤去活動に継続的な支援を行うとともに、不発弾被害者および脆弱層の自立支援と、3歳からの不発弾回避教育を続けています。

東日本大震災緊急支援/被災女性への継続的な生計向上支援「大槌刺し子」プロジェクトを開始

海外での紛争復興支援の経験を活かし、岩手県大槌町での復興支援を開始。女性たちの心のケアと自立支援のためにはじめた「大槌復興刺し子プロジェクト」は、今では、唯一無二の作品を生み出す伝統手芸ブランドとして、地域の活性化にも貢献しています。

スポーツブランド「ニューバランス」とのコラボ作品。

現理事長吉田真衣が震災後の支援のため岩手県大槌町に移住し、被災女性たち「刺し子さん」と共に歩んだ9年間の記録。

「いとなみを取り戻す」 英治出版

認定NPO法人格を取得/ご寄付への税制優遇制度が開始

パブリック・サポート・テストをクリアし、認定NPO法人格を取得。ご寄付への税制優遇制度が利用できるようになりました。パブリック・サポート・テストとは、認定NPO法人になるための要件の一つで、「広く市民から支援を受けているか」を測る基準です。

パンデミック下での各地での支援 – COVID-19緊急支援

コンゴ民主共和国にて。衛生用品、生活必需品などの物資を緊急配布しました。

元子ども兵社会復帰支援施設「スマイルハウス」では、マスクの縫製を教え、コロナ禍にあっての生計向上に役立てました。

コンゴでは女性たちに石鹸の製造法を伝えました。当初はテラ・ルネッサンスが買い上げて脆弱層へ配布していましたが、やがて香り付きの石鹸の製造により、販売の利益が出始め生計向上に貢献しました。

コロナ禍のさなかに、さらにコンゴ民を襲った突然の大洪水

テラ・ルネッサンスは緊急募金をつのり、支援を実施しました。

佐賀県東明館高校と包括連携協定を締結/実践的グローバル人財育成事業を開始

緑豊かな佐賀県基山町に、その独創的で伸びやかな教育環境をもとめて、全国から生徒が集まる学校法人東明館学園があります。
テラ・ルネッサンスが培ってきた国内外での支援・啓発活動の知見を活かし、グローバル人財の育成を目指して、週6時間の授業を実施。共同で高校生の授業プログラムの開発と実施を行っています。

2022年度のウガンダ班の生徒たち。

テラ・ルネッサンスの活動について学びながら、生徒たちが自ら課題を発見し、プロジェクトを立案。教室を飛び出して、現地で実際にチャレンジする場を提供し、自ら考え、感じて、動く、グローバル人財の育成を行っています。

ウクライナ緊急支援/国境地帯に取り残された避難民への継続的な支援を開始

ロシアーウクライナ 紛争勃発後、国境付近の氷点下の寒さの中で、命を守るための食料や衛生用品、防寒具などを配布。混乱の中の切実なニーズに応えた初期対応を行いました。

2026年現在、避難生活が長期化する人々の心身を支えるため、温かい食事を提供し続けています。単なる栄養補給だけでなく、地域住民や避難民自身が支援活動に参加するキッチンスポットを設置。また、脆弱層、避難民が集い、安らげる場所として地域の灯となる総合福祉センターを建設しました(2025年初春完成)。

141名の元子ども兵が一度に帰還 動員解除への大きなうねりとなる

テラ・ルネッサンスの社会復帰支援を受けた元子ども兵らの呼びかけにより、帰りたくても帰れないでいた元子ども兵とその家族141人が、一度に帰還を果たしました。この動きが続けば武装勢力そのものを内部から解体し、子どもが誘拐され、兵士にされるという恐ろしい歴史を終わらせることができます。

日本の子ども・若者包括支援に踏み出しました

「若者の明日をともにつくるプロジェクト」NPO法人あいむとの協働プロジェクトを開始しました。

20年以上にわたり元子ども兵問題と向き合ってきた活動が、ドキュメンタリー映画となりました

映画『RETURNEES(リターニーズ)~元子ども兵 それぞれの再起~』

製作・配給:株式会社日本電波ニュース社
取材協力:テラ・ルネッサンス

2026年2月14日 渋谷ユーロスペースで2週間限定上映 そして全国ロードショーへ!

旅の記録 ピックアップMOVIE

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テラ・ルネッサンスは今日も航海を続けます