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ウガンダ事業

ウガンダ地図

【ウガンダ共和国の紹介】

ウガンダ共和国はアフリカの東部に位置し、アフリカ最大の湖、ヴィクトリア湖に面した国土面積24.1万平方キロメートル(ほぼ日本の本州と同じ大きさ)、人口2,990万人の国です。ケニア、スーダン、タンザニア、コンゴ民主共和国、ルワンダに囲まれた緑豊かなウガンダは、絶滅危惧種のマウンテンゴリラやチンパンジーなどの野生動物も多く生息しているため、毎年多くの観光客が訪れています。バガンダ民族、ランゴ民族、アチョリ民族等多数の民族が居住し、主な宗教はキリスト教(6割)で、その他伝統宗教(3割)、イスラム教(1割)が信仰されています。

1980年代後半から反政府組織「神の抵抗軍(LRA:The Lord’s Resistance Army)」と政府軍との内戦が本格的に始まりました。LRAは平均年齢12.9歳とほぼ子ども兵のみで構成された特殊な軍隊であり、今まで少なくとも6万6千人もの子どもたちを誘拐し、兵士に仕立ててきました(ウガンダにある8つのレセプションセンターの統計を基にしたデータでは約2万3千人)。2006年8月に両者の間で停戦合意が結ばれましたが、最終的な和平合意には至っておらず、2009年5月現在LRAは隣国のコンゴ民主共和国北東部で活動を続けています。

参考:外務省HP、P・W・シンガー(小林由香利訳)『子ども兵の戦争』日本放送協会出版 2006年、世界銀行 world development report 2007

【ウガンダの元子ども兵が抱える課題】


(1) 除隊後のケア
ウガンダ軍との交戦中に救出された、あるいは脱走した子ども兵(あるいはその子ども)は、まず政府軍の保護ユニット(CPU :Child Protection Unit)により、健康面のチェックが行われ、48時間以内にはNGOなどの機関が運営するレセプションセンターに移送されます(怪我をしている場合はカンパラ市、グル市にある病院に搬送され、その後、レセプションセンターへ移送されます)。その後、そこで2〜6週間生活し、カウンセリングや職業訓練を受けます(妊娠中や小さな子どもを抱えた元少女兵は長期に滞在することもあります)。そしてプログラム終了後、自分の故郷に帰るか、新たな土地で生活を始めることになります。

(2) 帰還後の元子ども兵とその家族が抱える問題
レセプションセンターを卒業しても順調に生活が送れるとは限りません。帰還し、地元のコミュニティあるいは新たな村で生活を始めた元子ども兵は、LRAに所属していたという過去、さらにはそのLRAに強要された殺害等の行為によって、魂が取り付いたと見なされ、家族や近隣住民に受け入れられず、トラブルが起きたケースが多く報告されています。誹謗中傷はその子どもにまで及び、何かをすると「LRAの兵士の子どもだから」と言われ、喧嘩の原因ともなっています。中にはそれが原因で家主とも仲が悪くなり、不当な家賃を請求されることもあります。以上のように元子ども兵が社会復帰するためには再教育や経済的な自立を支援することと共に、心理社会支援、地域住民との融和・和解を促進するなど多角的な支援が必要とされています。

更新日:2008.05.29 木曜日